採用情報

Recruit

先輩からのメッセージ

佐藤 駿

産業システム技術グループ
入社5年目(2020年4月入社)

佐藤 駿(さとう しゅん)

お客様の期待に応え続けるということ

産業システム技術グループで、誘導炉の構造設計と開発業務を担当しています。誘導炉とは電気を使って金属をドロドロに溶かすまで加熱する装置で、車の部品やマンホールなど、複雑な形状の金属製品を製造するのに使用されます。私は誘導炉の形状を決める設計と、新しいタイプの誘導炉の開発をしています。大学院まで化学を専攻し、福島第一原発事故で発生した放射線廃棄物の減容化技術について研究していました。大学の先生の影響もあり、これからの産業において、再生可能エネルギーは重要になると感じ、その分野に進みたいという思いが強くなりました。学んできたことは電気とは全く関係ありませんでしたが、知識や基礎となる計算、調べ方、考え方は就職してからもとても役に立っていると感じています。

就職活動をしていたころは、ただ漠然と「北芝電機は70年近く続いている会社なんだな」と思っていましたが、実際に入社すると、お客様にそれだけ長く求め続けられていたこと、その期待に応える技術力があったということを知り、熱い思いがこみ上げてきました。入社前は5年程度働けば、一人前になれるかなと思っていましたが、3年目でもまだまだ得るものが多く、70年という歴史の重みを日々実感しています。

佐藤 駿

化学出身を、強みに変えて

図面を描き起こす仕事は、学生時代に一度も図面を描いたことのない私にとっては大きな課題でした。実線、一点鎖線などの基礎知識も乏しく、さらに専門用語も加わるため必死で覚えました。2年目には、化学の知識や経験も活かせるような開発プロジェクトの主担当をすることになり、他分野出身の良さを活かせる機会があることを実感しています。設計は、図面を描いて製造部門に依頼するまでが主な役割。一つ変更があると連動して他も変えていかないといけない。神経を使いますが、実際の組み立てや完成時に、頭の中のイメージ通りにできた際にはやりがいを感じます。

今は、第三種電気主任技術者資格と基本情報技術者資格の取得を目指しています。私は化学出身ということもあって電気については詳しくなかったのですが、入社後に電気に関する様々な知識を身につけたいと考えるようになりました。技術者として生きるためのスキルというか、自己啓発としてもいろいろなことに挑戦していきたいですね。

北芝電機にしかない出会いがある

私もそうでしたが、就職活動では「本当に自分がやりたいことはなんだろう」と悩む方も多いのではないかなと思います。アドバイスするとしたら、自分の中で“譲れないもの”を決めること。どんなに専門分野で学んできたとしても、入社してからは必ず新しい知識が必要ですし、そこでどれだけ勉強するかの方が大切だと感じています。思いがあれば、必ず成し遂げることができるので、分野を気にせずに挑戦してほしいです。

そしてもう一つ。私が入社して感じたことは、北芝電機では先輩方からたくさんのことを学べるということ。私の所属している設計グループには、設計に携わって30年以上のベテラン技術者がたくさんいます。多くの知識と経験を持った先輩方と一緒に業務をする中で自然と日々多くのことを学んでいます。
私は北芝電機のリクルーターとしても活動していますが、これからも学生たちに私から伝えられることはどんなことでも伝えていきたいです。
福島県で重電設備を製造しているメーカーは珍しく、北芝電機だからこそ経験できることが多くあると感じています。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

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