女性活躍推進の取組み
Efforts to promote women's success

女性活躍推進の取組み

女性活躍推進の取組み

当社では2016年に女性の個性と能力が発揮できる社会の実現を目的に施行された「女性活躍推進法」に沿い、女性の採用拡大やキャリア形成推進に取り組んでいます。

採用した従業員に占める女性従業員の割合

10.2%

(過去3年の平均)

[直近の女性採用者数÷直近の採用者数×100]

職種別男女比率

職種 男性 女性
事務職 80% 20%
技術職 90% 10%
技能職 97% 3%

※2021年3月現在

女性活躍の現場紹介

国分 恵美

変圧器第1製造課
入社34年目(1990年4月入社)

国分 恵美(こくぶん えみ)

30年前、図面課からスタート
その後、変圧器の設計に異動

北芝電機は、敷地内に診療所があった時代、母が看護助手として勤めていたこともあり、とても身近にあった会社でした。迷うことなく志望して、勤続30年になります。

現在の部署は、変圧器第1製造課の配属ですが、入社当時は、今はない図面課で仕事をしていました。今でこそデータ化されていますが、当時は全ての図面を紙で保管していたんです。要請に応じて図面の出し入れをするのが私の仕事でした。IT化に伴い部署がなくなったことから次は、変圧器の設計の部署に異動になりました。こちらでは、CADを使って補助的な仕事をしていました。この頃、結婚をして、2人の子どもにも恵まれました。産休も育休も2回取りました。

国分 恵美

事務職から現場へ。
コイル巻の楽しさを知ってから無敵に

今の部署に異動して15~16年になります。変圧器の心臓部と言われるコイルを巻いています。当初、計器用の小さいコイルを巻いていたのですが、関連会社へ移管されたのでその後は、20MVA用とか大きいコイルを巻いています。

変圧器第1製造課で働く女性は、今は私1人ですが最初は2人。先輩は全員男性。厳しい面もありましたけど、聞けば教えてくれますし、サバサバしていて私に向いていました。それでも異動したばかりの頃は、「今まで事務職だったのに現場?」と思って辞めようか考えたこともありました。それでも基本的にものづくりが好きなこともあって、だんだん仕事が楽しくなってきたんです。きっちり正確に仕上げたコイルが、次の工程、次の工程と進んで行って最終的に一つの製品になる。その一翼を担っていることに、喜びを感じるようになってきたんです。目の前でコイルが巻き上がっていく様子も好きだし、一つ仕上げたら次はもっときれいに巻こうとか、もっと早く仕上げようとか、自分に課して楽しむというか、そういうことがモチベーションになるんです。とにかく、責任を持って美しく仕上げていくコイル巻の楽しさを知ってからは無敵です(笑)。

電気機器組立て1級も取得
社員を一人の人間として育てる会社

北芝電機は、社員の資格取得も積極的です。資格は、自信につながります。私は、こちらに来てから国家検定の電機機器組立(変圧器組立作業)の2級と1級を取りました。

ペーパーテストと作業試験があって本当に大変でしたけど、なんとか合格できました。特に変圧器の集約した部分を短時間で組み立てる作業試験は、何度も何度も練習したので合格した時は、指導してくださった上司、周りの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。電気のことをまったく知らないで入社しましたが、異動のたびに周りのみなさんに育てていただきました。女性とか男性とかではなく、一人の人間として見てくれる会社の姿勢も好きです。

手厚い福利厚生。定年後も雇用延長で働き続けたい

同期入社の夫と協力し合って2人の子ども育てながら働き続けられたのは、手厚い福利厚生があったからだと思います。ボーナスもありますし、組合もあって社員が働きやすい環境が整っています。そうじゃなかったらこんなに長く続けられなかったと思います。有休も取りやすい環境で、子どもの授業参観や学校行事の時は、遠慮なく休んでました。まだローンは残っていますが家も建てましたし、子どもたちも手がかからなくなったので今は、家族それぞれに自分の趣味だったり、好きなことを楽しんでいる感じです。

北芝電機では、皆さん定年退職まで働かれますし、定年後、雇用延長という形で続ける方もいれば、そのまま退職して好きなことに時間をつかう方もおられます。私は、その時になってみないとわかりませんが、できれば延長して働き続けたいと思っています。

国分 恵美

行動計画

多様な働き⽅への弊社の取り組み

⼥性活躍推進法における⾏動計画

女性が活躍できる雇用環境の整備を行うため、次のとおり行動計画を策定する。

計画期間

2022年4月2日~2025年3月31日

当社の課題

・従業員数に占める女性の割合が少なく、女性の採用も少ない。
・管理職や管理職を目指す女性が少なく、女性意見が施策等に反映されにくい。
・育児・介護休業法改正に伴い、男女差なく育児休職取得させる必要がある。

目標

目標1. 新卒の占める女性比率を20%以上とする。

期間 取組内容
2022年7月~ 採用パンフレットや社外HPに女性活躍の観点から当社の取り組みを掲載する。
2022年10月~ 学生向け説明会に積極的に参加し、女性へのアプローチを実施
2023年12月~ 採用活動イベントに女性社員を派遣し、会社PRに女性意見を取り入れたPRを行う
2023年~ 女性技術系採用に向けた採用パンフレットの作成と技術系企業説明会での配布

目標2. 女性管理職比率をあげるため女性グループリーダー(主務クラス)の比率を10%にする。

期間 取組内容
2022年6月~ 人材育成計画(若手育成候補者)へのリストアップを推奨する。
2022年10月~ 対象者へ資格昇格に向けた目標を設定させる。(目標管理にて実施)
2023年4月~ 目標の達成状況確認と振り返りの実施、目標の再設定。
2024年10月 資格昇格実績の確認

目標3. 女性従業員の育児休業取得率100%の維持と男性従業員の育児休業取得率を15%以上にする。

期間 取組内容
2022年9月~ 育休取得を促す通知の発信
2022年10月~ 育休制度の改定
2023年度~ 育休に関する研修の実施(上長・子が生まれる従業員)

次世代育成⽀援対策法における⾏動計画

当社は、多様な働き方によりワーク・ スタイルイノベーション を実現し、 個々の能力を最大限に発揮できるよう取り組んでいく。そのための仕組み の一環として、次世代育成支援に関し、次のように行動計画を策定する。

計画期間

2019年4月1日~2025年3月31日日までの5年間

内容

目標No 内容 具体的施策
目標1 男女を問わず利用しやすい妊娠・出産・育児・看護・介護に関する社内制度を整備する 。 ・柔軟に利用できる 看護・介護休暇制度への見直し
・安心して利用できる短時間勤務制度への見直し
目標2 柔軟な働き方を可能にする勤務制度を整備 する 。 ・フレックスタイム制度の適用範囲の拡大
・在宅勤務など柔軟な働き方の検討
目標3 ワーク・スタイルイノベーション の実現に向けた施策を推進する。 ・定時退社日の徹底
・年休取得推奨日の導入
・大型連休となるカレンダーの設定
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