北芝電機株式会社(本社:福島県福島市、取締役社長:安藤 秀泰、以下 当社)は、電力インフラ需要の高まりを背景に、環境対応型の「菜種油変圧器」の2027年度の生産能力を2024年度比の1.5倍以上に拡大する設備投資を実施します。

 再生可能エネルギーの導入拡大やデータセンター(DC)の新設などにより、電力需要は今後も増加が見込まれています。これに伴い、電力供給の要となる変圧器の需要も急速に高まっており、当社は本社工場において製造・試験ラインの増強を実施し、安定供給体制を強化するとともに、地域雇用の拡大にもつなげ、持続可能な成長を支える人材基盤の強化を図ります。設備は2025年度から順次発注を開始し、2027年度の増産達成を実現していきます。

 当社で生産する変圧器の大半はカーボンニュートラル対応の「菜種油変圧器」です。環境性能と安全性を両立した製品として市場から高い評価を得ており、受注も好調に推移しています。今回の投資により、国内における同製品のシェア拡大が期待され、脱炭素社会の実現に向けた貢献がさらに加速します。

 当社は「安全と品質を基本に、業務プロセス改革と人材育成を推進し、持続的成長を実現する」ことをビジョンに掲げ、2030年度までに売上を対2024年度比で2倍以上とすることを目指します。今後も、環境対応製品の提供を通じて、SDGs達成と脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

■社長コメント
「変圧器市場は今、かつてないほどの需要増に直面しています。当社は、顧客の期待に応えるため、迅速かつ大胆な投資を決断しました。特に、カーボンニュートラルな菜種油変圧器は、環境対応と高性能を両立する製品として市場で高い評価を得ています。北芝電機は、持続可能な社会の実現に向けて、技術革新と供給責任を果たすとともに、地域雇用の創出にも積極的に取り組んでまいります。」
                                     以 上


【参考画像①】北芝電機本社・工場外観
【参考画像②】菜種油入変圧器