電力システム

Power Supply Systems

電力用変圧器

最先端の基本設計、3D-CADシステムによる生産設計、徹底した品質保証体制による高度技術を結集させた北芝の電力用変圧器は電力需要増大による発電所、変電所の高圧化大容量化に対応しさらに小型化低騒音化、メインテナンスの合理化といった高度水準の課題を実現し発電~送電~変電、配電という電力供給の各要所で活躍しています。

電力用変圧器

長年にわたる信頼と実績

1. 高い信頼性

北芝の電力用変圧器の信頼性は実績のある技術のうえに充分検討された新技術を加味していく慎重な技術の積み重ね、余裕のある設計、整備された作業環境と設備、徹底した作業管理と品質検査・試験体制が支えています。

2. 低損失、低騒音

鉄心は、特性の良い方向性けい素鋼板を採用した額縁型鉄心構造を採用し、角部は45度交互積み、あるいはステップラップ積みにより鉄心内部の磁束の流れを円滑にして、低損失、低騒音を実現しています。30MVAクラスで45dB(A)、10MVAクラスで40dB(A)の低騒音変圧器を防音タンク無しで実現しています。

巻線は、高純度の電気銅を使用した紙巻平角導線、紙巻複合導線あるいは紙巻転位電線を電流の大小により選択採用しています。また、コンピュータにより巻線に鎖交する漏れ磁束による渦電流損を計算することで適正な寸法を選定し、低損失を実現しています。

磁束分布の解析も漂遊損の現象に威力を発揮します。クランプやタンクの局部加熱がないようチェックされています。

漏れ磁束分布解析

3. 優れた巻線技術

高電圧巻線には雷インパルス侵入時に電位分布の良好なハイセルキャップ円板巻線、多重円筒巻線あるいは連続円板巻線を採用、低電圧巻線には電流の大小にによりヘリカル巻線、連続円板巻線あるいは多重円筒巻線などを、仕様に応じてそれぞれ使い分けています。

電位分布解析

4. コンピュータ解析技術に支えられた信頼設計

大型変圧器は豊富な経験と技術を設計基準に生かし、コンピュータを駆使した品質の作り込みを行っています。

5. 効率の良い冷却

巻線および大型鉄心内部の油は流れをコントロールし、冷却効果を高めています。(イメージ1)

各種解析

6. 高度な乾燥処理

巻線内部の絶縁と冷却油道を確保に使用する絶縁物には、異物管理された製造工程で作られた高密度プレスボード材料を採用し、変圧器中身組立時および組立後には最新の気相乾燥設備、最適な乾燥技術を駆使して絶縁物中の水分を極限まで除去し、経年劣化に伴う絶縁物の収縮を最小に抑制し、長期の運転においても緩みのない構造を採用しています。

7. 充分な短絡強度

変圧器二次側の突発短絡や電源投入の際に発生する励磁突入電流により巻線に働く電磁機械力を、コンピュータを用いて精度良く計算し、導体や支持構造の選定を適切に行うことで十分な機械強度を確保しています。

8. 簡単な据え付け作業

20MVAクラス以下の変圧器は全装備輸送が可能です。より容量が大きい変圧器は分解輸送を行いますが、変圧器中身は工場で組み立てたままの状態で輸送します。現地作業としては、ブッシングとの接続作業だけなので信頼性が高く、現地据え付け作業も簡単に行うことができます。

9. 大型変圧器の省スペース化と輸送コストの低減

大形の変圧器は三相一体形に加えて、特別三相形や3台の中身を現地で1つのタンクに収納する特別一体形を採用することにより、輸送条件を克服しています。

各種変圧器
特別一体型の輸送プロセス

10. さまざまなニーズに応えて

北芝の変圧器は、高い信頼性に加えて低損失・低騒音仕様、真空バルブ式負荷時タップ切換器採用によるメンテナンスの省力化など、お客様のご要望にお応えした変圧器を提供し続けています。変電所の省スペースに貢献する遮断器と変圧器を一体化したCB・GIS複合型配電用変圧器もその一例です。

各種変圧器
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