当社は、このほど、東北電力株式会社(本社:仙台市 取締役社長:原田 宏哉様、以下「東北電力」)と共同開発した新型環境調和型配電用変圧器「ULTrans(ウルトランス)」について、一般財団法人省エネルギーセンターによる「平成30年度省エネ大賞」の製品・ビジネスモデル部門で「省エネルギーセンター会長賞」を共同受賞することになりました。

省エネ大賞は、国内の企業・自治体・教育機関等に対して優れた省エネルギー推進の事例や、省エネルギー性に優れた製品およびビジネスモデルを「省エネ大賞」として毎年表彰を行っているものです。

 本製品は、平成21年に絶縁油を従来の鉱油からナタネ油に変更し、CO2排出削減等の環境負荷低減を目的に、当社と東北電力が共同で開発した「環境調和型変圧器」のナタネ油の特性を、改めて両社で細部にわたり解析し、そのメリットを最大限活用することで、①ナタネ油の水分吸収特性を活かした長寿命化(定格連続運転における期待寿命を30年から60年に延伸)、②機能設計最適化に伴う低損失化(平均負荷率40%における電力損失を鉱油比で15%低減)、③レイアウト見直し等による全装可搬化(現地での設置期間を9日から3日に短縮)等、優れた特徴を備えた新型環境調和型配電用変圧器「ULTransTM(ウルトランス)」を開発したものです。
 長寿命・低損失の実現により、お客さまの省エネルギー対策や環境負荷低減に大きく寄与できるものと考えております。
 
 当社といたしましては、引き続き植物油を採用した変圧器の開発を進め、省エネルギー対策や環境負荷低減に貢献してまいります。

 なお、今回の受賞に関する表彰式は、平成31年1月30日(水)に、東京ビッグサイトにて行われる予定です。

                                          以 上

平成30年度省エネ大賞受賞者決定の詳しい情報はこちらをご覧ください。
https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner18/index.html
ULTrans紹介ページはこちらをご覧ください。
https://www.kitashiba.co.jp/power-system/transformer/ultrans.html