| 単相誘導電動機(単相モータ)とは |
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今、三相誘導電動機(三相モータ)の運転中に、電源の一線を切ってみる。こうしても、この電動機(単相運転に変わった)は、依然として運転を続ける。 次に、停止している三相モータの2端子間に単相電圧を加えてみても始動しないが、どちらかに力を加えてみても始動しないが、どちらかに力を加えて回してやれば回転しはじめる。 これらのことから単相モータは自ら始動することは出来ないが、一度回転すれば運転を続けることが出来るものである事がわかる。 したがって、単相モータには始動させるための補助的な装置が必要であって、この装置の名を付けて呼称するのが普通である。 |
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| 技術的背景 |
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(1)アラゴーの円板
図1において、Dは金属円板でその中心に軸Aがついていて、軸受で支えられ自由に回転することが出来る。 このDの周辺を挟んで磁石Mを点線矢印の方向に動かせば、フレミングの右手の法則によってDに起電力を発生し、この起電力によりDに渦電流Iが流れる。 そうすれば、MのNSに挟まれたDの部分では渦電流Iと磁力線とが作用して、今度はフレミングの左手の法則に従う力が実践矢印のように働くようになる。 したがってMをDの周辺にそって動かし続ければ、実践矢印の方向の力が働き続けるから、Dは結局Mにつれて実線矢印の方向に回転し続けることになる。 イタリヤ人のアラゴーが発見したこの原理をもっと能率良くしたものがモータである。 |
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(2)三相誘導電動機(三相モータ)の基礎原理 アラゴーの円板の原理を応用し、図1のDの円板を回転子とし、Mの磁石の先端をつなぎ円とし、これを固定子とする。円にすると磁石の発生は無くなるので、磁石を発生させる為に固定子にコイルを巻き、磁束を発生させる。 ただ磁束を作るだけでは磁石を動かしたことにはならない。また実際に固定子を動かすわけにも行かないので、固定子を動かさない替わりに、三相交流を用いれば巻線の分布とその接続を適切にすることにより回転磁界を作り回転子に誘起起電力を発生させ、回転子を動かすことが出来る。 単相電源では磁界は一方向の往復となる為、起動トルクの発生が出来ず、単相モータの場合わざわざ始動巻線を作ってこの役目をさせているわけである。 この動く磁界の回る速さは、モータの極数及び周波数との関係で決まる。
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